「基礎代謝と新陳代謝の違いが知りたい。どちらをあげるとダイエットはより効果があるのか」
今回はこちらについて書いていきます。
そもそも「代謝」とは何でしょう?
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典で調べてみると、「生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。」と書いてあります。
難しい書き方ですが、簡単に言うと「摂取したエネルギーを体内で吸収したり、消費したりすること」といったところです。
【基礎代謝と新陳代謝の違い】
基礎代謝は、生きるために必要なエネルギーを使うことです。
例えば、「呼吸する」とか、「心臓を動かす」とか、「体温調節する」など、生きていく運動に最低限必要なエネルギーを基礎代謝と呼びます。
新陳代謝は、古い細胞から新しい細胞に変わる時にエネルギーを使うことです。
「髪の毛が生え変わる」とか「皮膚が角質となって落ち新しい皮膚と入れ替わる」などが新陳代謝です。
【どちらをあげるとダイエットはより効果があるの?】
答えは「基礎代謝」です。
身体の中で一番エネルギーを消費するのは「筋肉」です。
基礎代謝量は、年齢とともに筋肉が落ちていくので低下していきます。また、筋肉量の違いや体質、生活習慣により個人差も出てきます。
基礎代謝が低下すると、摂取したエネルギーが消費できず、余ったエネルギーが脂肪として身体についてくるようになります。
こうして「おなかまわりに脂肪がついた」など、太ってきたと感じるようになるのです。
だから、基礎代謝を維持・向上することが必要となってくるのです。
基礎代謝を上げると、1日の消費カロリーが上がるので、その分脂肪が燃えやすくなります。
目安としては、成人女性は、1,300kcalあればよいでしょう。
ただ、これに満たない方が多いのが現状です。
成人男性の目安は、1,500kcalあるとよいでしょう。
【基礎代謝を上げるには】
まず一つ目は、筋肉をつける。それも大きい筋肉である体幹部分や前ももの筋肉を鍛えることです。
二つ目は、プロテインを飲むとよいです。
たんぱく質は燃えやすく、栄養素の消化吸収の時に熱を多く発生させます。
その他、「PM10:00~AM2:00の間の睡眠」「適度な運動」「バランスの良い食事」を心がけましょう。