加圧トレーニングはやせるの?加圧トレーニングで鍛えられる筋肉

加圧トレーニングはやせるの?加圧トレーニングで鍛えられる筋肉。

 

前回は「成長ホルモンとやせる関係」についてお話をしましたが、今回はもう一つ、加圧トレーニングで鍛えられる筋肉についてのお話しをしていきたいと思います。

ところで、あなたは、「速筋」や「遅筋」という言葉を耳にしたことがありますか?

短距離走や重量挙げのような瞬間的に大きな力を出す瞬発力を発揮させるのが「速筋」といいます。

一方、マラソンに代表されるような長い時間運動を続ける時に必要な持久力を発揮させるのが「遅筋」といいます。

通常のウエイトトレーニングでは、主に「速筋」を鍛えているのです。 「速筋」「遅筋」同時に鍛えることはできないのですが、加圧トレーニングはどちらも同時に鍛えることができます。

これは、加圧ベルトで圧迫することで、意図的に血中の酸素量を減らし、活動を始めている「遅筋」の酸素を不足させます。

小さい負荷でも、大きな負荷をかけてトレーニングを行っているのと同じ状態を作りだしているのです。
そのため、脳はきついトレーニングをしていると勘違いしてしまい、「速筋」に活動するよう指示を出し、「速筋を鍛える」という状態となります。

しかし、実際は「遅筋」を鍛えている状態なのです。 このようにして、小さい負荷で、「速筋」「遅筋」同時に鍛えることができるのです。

負荷をあまりかけていないにもかかわらず、トレーニングをやっている人は、過度に重く感じたり、だるく感じたりするのです。

2回にわたり加圧トレーニングとやせる関係についてみてきましたが、加圧トレーニングは、「ダイエット効果」をはじめとして、「血行促進」・「回復力UP」・「筋力UP」・「若返り・美肌」という5つの効果があります。
これが一般的に言われる「加圧トレーニングの五大効果」というものです。

加圧トレーニングは「ダイエット」するうえで効果的な手法の一つではありますが、やはりバランスの良い食事、適度な睡眠、日常生活のストレスの解消など他の要素も含めて取り組むことで、効果が上がると思います。

加圧トレーニングは効果の高いエクササイズではありますが、知識の欠如などからけがや事故を引き起こすこともあります。

個別に自己流で加圧トレーニングをやる方もいらっしゃいますが、専門家の指導の下で行なうことをお勧めいたします。

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